土地には地目と呼ばれるものがあり、その土地の利用目的を制限しています。注文住宅を建てるための土地として購入を検討する場合には、注意するべき項目になります。特に必要なのは田舎でのんびりと暮らすための家として、注文住宅を建築しようと考えている場合です。都会の中にある住宅地の中に土地を見つけた場合は、ほとんど地目は宅地になっています。
宅地とは住宅を建てる事を目的にしている土地なので、注文住宅の底地として利用するのに支障が出ることはありません。一方、田舎の場合は宅地以外の地目になっている土地も多くあるので注意が必要になります。自然に囲まれた環境の中で理想の注文住宅で暮らすことには、多くの人が憧れを抱く要素が含まれています。子供を育てるのに適した環境と言えますし、老後をのんびりと過ごす場所としても魅力的です。
選択される理由のたくさんある田舎という立地ですが、土地は宅地でないことが多くなります。地目には畑や雑種地などが有り、それまで地上に住宅が建っていなかった土地は、宅地でない可能性が高くなります。住宅を建築するためには、宅地に変更しておかなければいけません。手続きは役所に行けば簡単に出来るというわけではなく、通常は専門家に依頼することになります。
住宅購入資金を考えれば大きな負担になるほどではないですが、手続きが必要になるということは知っておかなければいけません。更に手続きをしている間は、基本的には工事を始めることが出来ないことを頭に入れておきましょう。