注文住宅を建てるためには、住宅メーカー・工務店・設計事務所の3つから依頼することになりますが、それぞれで特徴やメリット・デメリットが異なってきます。住宅メーカーは、全国に営業拠点と展示場を持っており、会社組織が大きく経営も安定しているのが大きな特徴です。工場でほとんどの部材を生産しているので品質も安定していますし、土地探しや住宅ローンはもちろん、資金計画やアフターケアまであらゆるサポートを依頼することができるため、安心して家づくりを任せることができます。工務店は、地元の気候風土に合わせた住宅づくりが特徴の地域密着型で、施主のこだわりや好みを考慮した自由設計に対応した会社や無垢材などの自然素材を特色にした会社もあります。
間取りプランの自由度が高く、要望に近い家づくりを行うことができるので、こだわりや理想を追求したい人におすすめといえます。注文住宅を設計事務所に依頼するメリットは、設計の自由度を生かしたオリジナリティーのある家づくりができる点で、外観・内観ともに自由度が高いので、デザイン性の高い住宅づくりを期待することができます。また、施主と設計者の距離感が近いことから、注文住宅の詳細な部分も打ち合わせやコミュニケーションが図りやすいので、狭小地などの一般的な住宅を建てることが難しいときなどでも安心して依頼することが可能になります。注文住宅の依頼先は、経営の安定性や間取りの自由度、デザイン性やアフターケアなど、総合的な観点で選ぶことが大切になります。